子どもたちに書く喜びを!
五感を使って書く
小学生対象の作文教室です。

「書く習慣で脳は本気になる」と脳科学者の茂木健一郎さんはいいます。
考えてから書くのではなく、「書いてから考えろ」とも。それくらい10代において「書く」ことは大切なことです。

けれど学校では20数年前から「作文」の単元はありません。
自分とお友だちの心を観察して書く訓練はなされていないのです。そこでこの作文教室では、

子どもの心を震わせてから書く

心が震えるから表現が生まれてくる。
この教室では可能な限り子どもたちにマジック、音楽、朗読、子ども哲学などを体験してもらい、その感動や驚きを書くようにしています。

POINT
1

五感で書く

人間は視覚情報に頼りがちですが、耳、鼻、舌、肌も総動員して五感で感じる情報を書き込むことで文章がイキイキとします。

POINT
2

メモを取る

五感を使って感じたことをメモして、文章の素材を集めます。
自分とお友だちの心もよーく観察してメモしよう。沢山集めた方が文章がスラスラ出てきますよ。

POINT
3

3つの箱を使って文章の構成を考える

書きだす前に設計図をつくります。1の箱には「最も印象的だったこと、伝えたいこと」。
2の箱にはその説明「いつ、だれが、だれと、どこで、なにを、どうした」。
3の箱にはそれ以外のこと(低学年の子には出来事が起こった順で、という指導もします)。それぞれの箱に該当するメモ用紙を入れてから書きだしましょう。

POINT
4

読者をイメージする

この作文は誰が読むのか? それをイメージすることが大切。
山登りの体験を書くならば「山登りに行かなかった人に向けて書く」。
誰にでもわかるように丁寧に書くことで、表現力がついていきます。

POINT
5

「考えてから書く」のではなく「書いてから考える」。

作文の難関は「書き出し」です。そこで悩まないように、メモをとったり設計図を書いたりして「見たまま聞いたまま考えたまま」に書くように指導します。そうやって書く習慣を身につけた子は、「読む子」に「考える子」になります。

また10代のころに出会った試練や乗り越えた壁、出会ったお友だちとの友情等を文章に書くことで、生きる力である「非認知能力」も身につけていきます。

そんな10代の宝物と出会うために、作文に楽しくチャレンジしていきましょう。

POINT
6

神山典士、ノンフィクション作家

神山典士 / Norio Kohyama

1960年生まれ、埼玉県入間市出身、川越高校、信州大学人文学部卒業

1997年「ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝」(小学館ノンフィクション大賞優秀賞)でデビュー。(現在「不敗の格闘王前田光世伝」祥伝社文庫)

2012年「ピアノはともだち、奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密」(講談社青い鳥文庫)で全国読書感想文コンクール課題図書選定、

14年「佐村河内事件報道」で、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。

児童書に「ヒット商品研究所へようこそ」「目指せ!給食甲子園」(講談社)「怪魚ハンター世界をゆく」(佼成出版)。近著に「海渡る北斎~波の伊八と19世紀末インフルエンサー林忠正」(冨山房インターナショナル) 文章をテーマに「もう恥をかかない文章術」、「受かるエントリーシート、落ちるエントリーシート」(ともにポプラ社)


沿革

HISTORY

1996年

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「ライオンの夢、コンデ・コマ=前田光世伝」にてデビューし、小学館・第3回ノンフィクション大賞優秀賞を獲得。扱うテーマは芸術活動、スポーツ、ビジネス、食文化・・・と多岐にわたる。

2012年

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小学生対象の作文教室を主宰。現在は世田谷区若林、千歳船橋、豊島区池袋本町、千葉市海浜幕張、埼玉県ときがわ町で開催。

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「ピアノはともだち、奇跡のピアニスト辻井伸行」で全国読書感想文コンクール課題図書選出。

2014年

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「週刊文春」2月13日号にて、同誌取材班とともにスクープ記事「全聾の作曲家はペテン師だった!ゴーストライター懺悔実名告白」を発表。
社会的な反響を呼び、同記事は第45回大宅壮一ノンフィクション賞・雑誌部門を受賞した。

2015年

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大人向けのエッセイ教室を朝日カルチャーセンター(火曜日、日曜日)で開催。